土木工事でも、環境への配慮がこれまで以上に求められるようになっています。CO2削減、木材利用、周辺環境への配慮など、現場ごとにさまざまな取り組みが進められています。
しかし、環境対策というと、大掛かりな設備や特別な施工方法をイメージする方も多いのではないでしょうか。
もっと身近な仮設資材から、環境に良い現場づくりを始める方法があります。それが、木材CLTを活用した「ハイパーCLT敷板」です。

ハイパーCLT敷板は、仮設道路、搬入路、材料ヤード、重機作業ヤード、仮設駐車場、作業員通路などに使用できる土木用の木材敷板です。これまで敷鉄板を使用していた場所の一部にCLTを取り入れることで、現場の環境対策を目に見える形で実践できます。
木材は、樹木が成長する過程で吸収したCO2を炭素として固定します。その木材を土木資材として長期間活用することは、森林資源の有効利用や脱炭素の観点からも意味のある取り組みです。
さらに、ハイパーCLT敷板は軽量であることも特徴です。5×10版は約230kgで、15t車なら最大60枚を一度に運搬できます。一度に多く積載できれば、現場条件によっては輸送車両の台数を減らすことができ、運搬時のCO2排出量削減にもつながります。
環境へのメリットはCO2だけではありません。
夏場には敷鉄板と比較して照り返しや輻射熱を抑えやすく、作業員の暑さ対策としても活用できます。また、車両が通行した際の金属音が少ないため、住宅地や市街地では周辺への騒音配慮にもつながります。木材の自然な外観は、山間部や公園周辺など、景観を重視する現場とも相性があります。
つまり、ハイパーCLT敷板は「環境に良い商品を使った」というだけではありません。CO2、輸送、暑さ、騒音、景観など、複数の視点から現場環境を考えられる土木資材です。
そして、ハイパーCLT敷板は**国土交通省NETIS登録技術「TH-250021-A」**です。NETIS登録技術として、公共工事における新技術活用や創意工夫、環境配慮の取り組みにも活用できます。
すべての敷鉄板を木材に変える必要はありません。まずは作業員通路、休憩所周辺、材料ヤードなど、使いやすい場所からCLTを取り入れる。それだけでも現場の環境への姿勢を形にできます。
環境に良い現場づくりを、まず足元から。
木材、NETIS、土木、CLTを組み合わせたハイパーCLT敷板は、これからの建設現場に環境配慮という新しい価値を加える選択肢です。