公共工事の現場では、品質や工程だけでなく、“どのような現場づくりをしたか”がより問われる時代になっています。
環境貢献(CO₂削減・SDGs)や創意工夫、安全性の向上など、評価につながる取り組みが重視される一方で、意外と盲点になりがちなのが「敷板」という足元の工夫
です。

今回は、今後のハイパーCLT敷板(NETIS登録番号 TH-250021-A)の展望について、株式会社カイタクの事業責任者に話を聞きました。


インタビュー:ハイパーCLT敷板が「評価される現場づくり」に効く理由

聞き手:カイタク  広報部 ブログ担当
話し手:事業責任者(以下、責任者)


Q1. まず、最近の反響はどうですか?

編集部:所長さんから高評価をいただいていると伺いました。最近の反響はいかがですか?

責任者:ありがたいことに、特に「工事評価で高得点を目指している現場所長さん」から、かなり良い反応をいただいています。
今の公共工事は、ただ施工するだけでなく、現場としてどう取り組んだかが問われますよね。

環境・安全・創意工夫など、現場づくりの質が評価される流れが強くなっています。
その中で、敷板って実は「アイデアが出にくい領域」なんです。

だからこそ、ハイパーCLT敷板が“足元の工夫”として注目されていると感じます。


Q2. 「敷板が評価につながる」のが新鮮です。顧客目線で言うと、どこが“刺さる”んですか?

編集部:敷板で創意工夫という発想はあまり聞きません。所長さんや現場側の目線で、どこが一番“刺さっている”のでしょう?

責任者:現場の方が気にするのって、結局は「楽になるか」「安全になるか」「説明しやすいか」なんですよね。

ハイパーCLT敷板は、その3つを“敷板だけで”まとめて解決しやすいのが強いと思っています。

まず一番分かりやすいのが軽量です。敷鉄板に比べて約1/4の重量なので、運搬・荷下ろし・段取りのストレスが変わります。

例えば5×10(1.5m×3m)で約230kg、5×20(1.5m×6m)で約460kg、5×10なら最大40枚積み込み可能です。

次に熱中症対策。夏場の現場は、いま本当に厳しいですよね。ハイパーCLT敷板は“照り返しが少ない”という特徴を打ち出していて、足元環境の改善として説明しやすい。
しかも、国土交通省側も、建設工事の猛暑・熱中症対策についても注目している報道もよく目にします。熱中症対策って対策が限られるのですが、敷板からの熱中症対策はなかなか無いアイデアかなと思います。

三つ目がNETISです。ハイパーCLT敷板はNETIS(新技術情報提供システム)登録(登録番号:TH-250021-A)なので、「新技術としての立ち位置」が明確です。


現場としては、上司や発注者に提案するときに「何それ?」で止まるのが一番しんどい。でもNETISだと、直轄工事などでは活用後に活用効果調査表の提出・登録が重要、という整理もあり、取り組みを“制度の言葉”に落として説明しやすいんです。

最後が環境貢献。木材は炭素を貯蔵する性質があり、木材製品として使うことが炭素の長期貯蔵につながる、また鉄などに比べて製造・加工時のエネルギーが少なくCO₂排出を抑えられる、という整理が林野庁の資料でも示されています。
「SDGs」「脱炭素」を現場で具体化したい所長さんにとって、敷板という“見える場所”で環境配慮を表現できるのは、かなり相性がいいですね。


Q3. 現場では、どんな“使い方アイデア”が出ていますか?

編集部:実際の現場では、どういう使い方が増えていますか?

責任者:単に「敷くだけ」で終わらないのが面白いところです。例えば――

  • 仮設道路・搬入路の安定化(雨天後のぬかるみ対策、走行性の確保)
  • ヤード・資材置場の整備(地盤への負担を抑えつつ、現場が整って見える)
  • 歩行者動線の明確化(第三者災害リスクの低減、見学対応にも有効)
  • 暑熱環境への配慮(夏場の照り返し対策としての発想)(プレスリリース・ニュースリリース配信シェアNo.1|PR TIMES)

こうした工夫は、安全性や工程にも効きますし、何より所長さんからすると、「現場づくりをちゃんと考えている」ことが伝わりやすい。ここが高評価につながっている実感があります。


Q4. NETIS登録についても、現場側にとってメリットは大きいですか?

編集部:ハイパーCLT敷板はNETIS登録技術(NETIS登録番号:TH-250021-A)ですが、導入面でもメリットはありますか?

責任者:あります。現場で新しい取り組みをする時に、よく壁になるのが「説明」と「納得感」です。
NETIS登録があると、“新技術として説明しやすい”

さらに直轄工事などでは、活用後の有用性を検証・評価するための基礎資料として活用効果調査表が重要、という位置づけも示されています。


もちろん、評価の扱いは案件や発注者の運用・評価項目によって異なりますが、少なくとも 「新技術活用」「創意工夫」「環境配慮」 の文脈で、提案の説得力が増すのは間違いないと思います。


Q5. 今後の展望を教えてください。

編集部:最後に、今後の展望をお願いします。

責任者:一言でいうと、もっと全国に届けたいです。
安全・環境・創意工夫――現場づくりの重要度はこれからさらに上がっていくはずです。

特に猛暑・熱中症対策は、、現場として“具体的に何をやったか”がより問われるテーマになっています。

その中で、敷板はこれまで見落とされがちだった領域ですが、ハイパーCLT敷板は足元から現場づくりを変えられる可能性がある。

だからこそ、一部の地域だけで終わらせず、全国の現場で“当たり前に選択肢として並ぶ存在”を目指したいと思っています。


Q6. ハイパーCLT敷板を検討している方へメッセージをお願いします

編集部:最後に、ハイパーCLT敷板を検討している方へメッセージをお願いします。

責任者:検討してくださっている時点で、すでに「現場を良くしよう」と本気で考えている方だと思います。
ハイパーCLT敷板は、ただ敷鉄板を置き換えるだけではなく、軽量による段取り改善暑熱(熱中症)対策の説明材料環境貢献(CO₂削減・SDGs)、そしてNETIS技術としての提案の通しやすさまで含めて、足元から現場づくりに貢献できる提案です。

もし迷っているなら、まずは 「どんな現場で、何を改善したいか」 を整理してみてください。


搬入路なのか、ヤードなのか、歩行者動線なのか、雨天対策なのか、猛暑対策なのか――目的がはっきりすると、活かし方も自然と決まってきます。
私たちも、評価にも現場にも効く使い方を一緒に考えながら、納得感のある導入につなげていけたら嬉しいです。


編集部まとめ:足元の工夫が、現場の価値を引き上げる

ハイパーCLT敷板が評価されている理由は、「新しい材料」だからだけではありません。


現場の安全、環境、管理の丁寧さ、そして創意工夫を、足元から“見える形”で示せるからです。


猛暑・熱中症対策の重要度が上がる中で、敷板という当たり前の領域をアップデートすることが、現場の価値を引き上げ、結果として評価にもつながっていきます。