ハイパーCLT敷板には、「5×10版」と「5×20版」の2つの規格があります。実際に土木現場へ導入する際、「どちらを選べばいいのか?」と迷われることも少なくありません。
結論から言えば、どちらが優れているということではなく、現場の広さ、敷設場所、重機、施工スピードに合わせて使い分けることが重要です。
5×10版は、約1.5m×3m、重量約230kg。ハイパーCLT敷板の中でも取り回しやすく、小型重機で設置・撤去しやすいサイズです。現場入口、作業員通路、休憩所周辺、材料ヤード、仮設駐車場、狭い搬入路など、必要な場所へ部分的に敷きたい場合に適しています。
また、工事の進捗に合わせて敷設場所を変更したい現場にも向いています。10t車には最大40枚積載できるため、輸送効率を重視したい場合にも5×10版は使いやすい選択肢です。

一方、5×20版は約1.5m×6m、重量約460kg。1枚で5×10版の約2倍の面積をカバーできるため、長い仮設道路や搬入路、広い重機作業ヤードなど、まとまった面積を効率よく敷設したい現場に適しています。
使用枚数を減らせることで、敷板同士の継ぎ目を少なくできることも5×20版の特徴です。長い直線区間や大型の作業スペースでは、5×20版を使用することで、シンプルな敷設計画を立てやすくなります。
もちろん、一つの現場ですべて同じ規格に統一する必要はありません。例えば、長い搬入路には5×20版を使用し、車両の切り返し場所や休憩所周辺、狭い場所には5×10版を配置するなど、2つのサイズを組み合わせる仮設計画も可能です。
ハイパーCLT敷板は、木材を直交方向に積層したCLTを活用する土木CLT資材です。敷鉄板の代替として、仮設道路、搬入路、材料ヤード、重機足場、仮設駐車場、ぬかるみ対策など、幅広い土木工事で活用できます。
さらに、木材ならではの照り返し抑制、騒音低減、CO2固定、景観への配慮といった特徴もあります。
ハイパーCLT敷板は、国土交通省NETIS登録技術です。NETIS登録番号は「TH-250021-A」。
取り回しを重視するなら5×10版、広い面積を効率よく敷くなら5×20版。木材、NETIS、土木、土木CLTという新しい選択肢を、現場条件に合わせて使い分けることが、ハイパーCLT敷板をより効果的に活用するポイントです。